防水工事・長尺工事の見積 川崎市中原区 賃貸マンション|外壁塗装の見積り相談.らくらくライフ
更新日: 2018年1月6日
「10年を目安に定期的に業者に診断の依頼をすることが大切です!」
こんにちは。
川崎市・横浜市のお家をメインに施工してます。
屋根・外壁塗装専門店のリフォーム東京の外壁塗装専門店ブランド「らくらくライフ」の寺平です。
代表の江崎が外壁塗装や防水工事などの解説が書いてある本を何冊か購入したようです。
江崎から借りて読んでいますが最近はあまり活字の本を読む機会もなく、読み始めて30分ほどでいつも目が疲れてしまいます。
本を読むといろいろな考え方に触れられると思うので、塗装の本が読み終わったら本屋さんに行ってみようかなと思っています。
川崎市中原区 築30年の賃貸オーナーM様は10年ごとに自宅兼賃貸マンションの外壁塗装工事をされていたようです。
そのおかげか、小さな劣化は見られましたが外壁自体はきれいな状態でした。
外壁塗装は定期的に行っていたようですが、共用階段や屋上防水は30年間手付かずの状態だったようです。
こちらの賃貸マンションのように階段に施工されているシートを長尺シートといいます。
賃貸アパートに多い上のようなむき出しの階段に長尺工事を行うとマンションの共用階段のような印象になります。
その見た目からか賃貸物件の空室対策や家賃設定に貢献することもあるようです。
〈長尺シートのメリット〉
・下地を覆うことによる耐水効果
・耐摩耗性など様々な機能で長持ちする
・消音効果
・工期が短い
・シート表面の凹凸で滑り止め効果
・段板の先にノンスリップがつく(滑り止め)
・色やデザインが様々
・建物の外観がグレードアップ
〈長尺シートのデメリット〉
・既存の勾配を引き継ぐため水溜りができることがある
・鉄板下地の場合、消音効果があまりない
たくさんのメリットがある長尺シートですが、長尺シートの耐水性を維持するためには定期的なシーリング打替えが必要です。
M様の賃貸マンション鉄骨階段も長尺工事が行われていたようですが、シーリングを打ち替えなかったことなどが原因で内部に雨水が侵入したと考えられます。
腐食部が広範囲なので長尺シートを全て剥がし、鉄部の状態を見てから修繕方法は決定します。
ケレンやサビ止め塗料での塗装で大丈夫な場合とステップ部分の鉄を交換しなくてはならない場合があります。
屋上の防水工事も30年間メンテナンスしていなかったようです。
シートを下地に貼り付けるシート防水という防水の種類でした。
切れていたり引っ張られたような状態になっていたりと下地部分がむき出しになっている面積が広くありました。
雨が降ると下地部分に水がかかってしまうので早急に対処が必要です。
現在貼られているシートを全て剥がし、ウレタン系の材料を塗って防水層を形成するウレタン防水をご提案しました。
ウレタン防水の耐用年数は防水層の厚さやメンテナンスによっても変わりますが、5年に1度防水層を保護するトップコートを塗り替えることで15年ほどになるコストパフォーマンスの良い防水工事です。
定期的にメンテナンスされていた外壁は通常通り塗装するだけで良さそうですが、1度もメンテナンスしていない鉄骨階段と屋上防水はおおがかりな修繕が必要になります。
現在はお部屋への雨漏りはないようですが、このまま10年放置するとほぼ確実に雨漏りすると思われます。
雨漏りしてしまうとさらに修繕費用が高額になったり、入居者様にもご迷惑がかかってしまいます。
そうならないために10年を目安に塗装業者に建物の状態を確認してもらう診断を依頼することをおすすめしています。